■飯田健
(30代・男性・大学職員・大阪府)

2002年初夏、アメリカの大学院博士課程1年目を終えた私は失意のどん底にいました。英語の口頭試験合格を条件に秋から助手になれるはずだったのに、その試験に落ちてしまったのです。

採点表によると、原因は発音でした。
助手になれば学費が免除の上、給料までもらえますが、反対になれなければ学費を払うあてのない私は退学せざるを得ません。

試験のチャンスは夏の終わりにあと1回。事情でその夏一時帰国しなくてはならなかった私はその間、発音の特訓を受けるべくショーン先生の個人レッスンに通いました。

レッスンは、まさに目からウロコの連続でした。中でも驚いたのは呼吸法の練習です。

それまで私は発音するとき唇の形や舌の位置など目に見える部分だけに注意を払っていましたが、レッスンではそれらよりも専ら呼吸の練習に重点が置かれました。

声を管楽器のごとく繰り返し練習する中で、最初は半信半疑でしたが、私の発音は1ヶ月半でみるみる改善され、アメリカに戻って受けた試験に無事合格することができました。

発音がある程度できるようになって気づいたことがあります。

それは英語ができるようになるためには発音の練習が不可欠だ、ということです。

よく日本人は無理して発音の練習をしなくても「日本語英語」で十分、などと言われますが、基本的に自分が発音できない音を聞き分けることはできません。

私は発音を学んでリスニングも劇的に向上したと実感します。また国際学会やビジネスの場では正しい発音がとりわけ重要です。

単なる「客」ではない、シリアスな場で英語を使う必要のある人ほど発音を学ぶべきと思います。

飯田健(30代・男性・大学職員・大阪府)
0 Comments

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

Log in with your credentials

Forgot your details?